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【違いがわかる!?】自動車の一時抹消と永久抹消の違いについて

公開日: 2020.04.29

抹消手続き

 

 

 

自動車を廃車にするためには、抹消登録という手続きが必要です。

日本国内の自動車は、陸運局・軽自動車検査協会に車の情報が登録されており、持ち主・排気量・サイズなどの情報が登録されます。

抹消登録とは、このような登録された自動車の情報を消し去ることを言い、その方法・手続きによって「一時抹消」と「永久抹消」に分かれます。

 

この記事では、一時抹消と永久抹消の違いについて、それぞれのメリット・デメリットに触れつつご紹介します。

 

 

 

一時抹消とは?

一時抹消とは、各種機関に登録した自動車につき、一時的に登録を抹消することを言います。

 

具体的には、登録時に発行される「車検証(自動車検査証)」と「ナンバープレート」を陸運局・軽自動車検査協会に返納することで、一時抹消が完了します。

 

とはいえ、公道を走れない車を保有していても、大半の人にとっては駐車スペースの無駄になります。そこで、ドライバーにとってどのようなメリットがあるのか、以下にまとめました。

 

 

 

自動車税・自賠責保険の還付が受けられる

一時抹消を行うメリットには、自動車税・自賠責保険の還付を受けられる点が挙げられます。

 

登録された自動車は、ドライバーが所有しているだけで自動車税が毎年課税されますが、公道を走らないため月割で還付となります。

 

また、公道走行を行わないため自賠責保険も不要となり、車検期間が残っているなら自賠責保険を解約できますから、先の車検時に支払った保険料が月割で還付されます。

 

注意点としては、車を「3月中に一時抹消」した場合、4月1日から自動車税を課税する都合上、還付が発生しない点です。自動車税の還付を希望するなら、できるだけ3月中に行いましょう。

 

 

 

乗りたかったら再度登録できる

一時抹消を選んだ場合、車自体を壊すわけではありませんから、再度新規登録を行えば公道の走行が認められます。

 

修理代が手に入らず車検を通せない・単身赴任などで半年以上車に乗らないなど、一時的に車に乗れなくなったとしても「今後も乗り続ける予定がある」人が選ぶ選択肢と言えるでしょう。

 

 

 

駐車場代はそのままで、自動車重量税も還付されない

一時抹消登録は、車そのものを解体するわけではないため、ナンバープレートを外したとしても自動車をそのまま保管しておかなければなりません。そのため、抹消登録を終えた後も駐車スペースを確保する必要があります。

 

マンションなどの駐車スペースを借りているなら、毎月駐車場代が発生するため、長期的に借りているなら経済的ではありません。

 

抹消期間が長くなると、車のコンディションにも影響を及ぼすおそれがあるため、その車に思い入れがない限り、長期的に抹消を継続するのは難しいかもしれません。

 

また、自動車重量税の還付は、永久抹消登録を行わなければ受けられません。中古車としての価値があり、販売などを想定している場合を除いては、一時抹消のメリットは限定的と言えるでしょう。

 

 

 

永久抹消とは?

車の解体

 

永久抹消は、一般的に知られている「廃車」のイメージが的を射ているかもしれません。自動車としての登録を完全に抹消するため、抹消登録後は永遠に公道を走行できません。

 

年式がとても古かったり、故障の度合いがひどかったりすると、中古車市場でも値がつかないケースが多く、そのような車は自動車解体後に永久抹消登録が行われます。

 

年式が比較的新しいものであっても、修理費用が中古車市場の売買価格を上回るようであれば、その段階で解体を決める業者も少なくありません。

 

ドライバーの立場から見て、永久抹消登録にはどのようなメリットがあるのでしょうか。以下に、主なものをご紹介します。

 

 

 

自動車税・自賠責保険・自動車重量税の還付が受けられる

自動車税や自賠責保険の還付が月割で受けられるのは、一時抹消も同じです。永久抹消を選んだ場合、それに加えて自動車重量税の還付も受けられます。

 

自動車重量税は、車検を受ける際に自賠責保険と一緒に車検の期間に応じて納付する税金です。

 

永久抹消は、車を解体してから登録するため、自動車が一台この世から姿を消したことになり、自動車重量税を納付する必要性がなくなりますから、すでに納付した自動車重量税も還付されます。

 

自動車重量税も月割り計算で行われますから、払い過ぎた期間が1ヶ月以上なければ、還付は受けられないことに注意が必要です。

 

また、還付は解体が完了してからの申請となるため、3月に解体を依頼して4月に解体が完了した場合、永久抹消は4月からとなります。

 

自動車税は「4月1日時点」における車の所有者にかかる税金のため、課税対象とならないよう、時期の選定が必要です。

 

 

 

駐車スペースを探さなくてもよい

永久抹消を選ぶなら、最終的に車は解体されます。よって、使わない車のために駐車スペース分のお金を支払う必要がなく、駐車スペースを探す必要もありません。

 

車を保管する手間が省けるため、今後車を使う場面が限定されるなら、永久抹消を選んだ方がおトクになるでしょう。

 

 

 

自動車の命が終わる(再登録できない)

永久抹消は、一時抹消と違って「取り返しのつかない」行為です。一度スクラップにしてしまえば、再度組み立て直すことは基本的にできません。

 

世間一般には「価値のない車」であっても、持ち主にとっては様々な思い出を一緒に乗せて走った車です。

 

それをスクラップにするわけですから、人によっては気持ちの整理がつかないかもしれません。

 

もし、少しでも「もったいない」という気持ちが生まれたなら、一緒に走る道を模索することをおすすめします。

 

 

 

どちらを選ぶべき?ドライバーの選択基準

選択肢

 

一時抹消・永久抹消の概要について、それぞれの違いに触れつつご紹介してきました。しかし、どちらの方法を選ぶべきか判断する場合、ドライバーそれぞれに選択基準があります。

 

続いては、一時抹消・永久抹消のいずれを選ぶのか、各ドライバーに応じて異なる選択基準についてご紹介します。主に、車の必要性やお金に関する問題が焦点になるものと推察されます。

 

 

 

今後も車に乗るのか、乗らないのかによって選ぶ

ドライバーにとって分かりやすい判断基準は、今後も愛車に乗り続けるのか、それとも当面は乗ることを考えていないのか、という2つの視点です。

 

一時的に車に乗らない選択をするのであれば、別に車を手放す必要はないわけですから、一時抹消してから時期を選び、再度登録申請をすればよいだけです。

 

しかし、車の傷みが激しく、車検を通す際に修理代がかかるようなら、当面の費用を工面できないケースも十分考えられます。

 

今後も車に乗り続ける気があるのか、それとも一度お別れしても生活に影響はないのかによって、選択肢が分かれてくるでしょう。

 

 

 

還付金の多い方で選ぶ

車にしばらく乗らないことが想定される場合、還付金の有無で選ぶという方法があります。

 

車検がまだ残っていて、乗り続けるのに大きな修理が必要になることが分かっているなら、永久抹消を選んだ方がもらえる金額は大きくなります。

 

一時抹消は、将来的に同じ車に乗り続ける場合にのみ、抹消登録のメリットを享受できるため、所有し続ける限り自動車重量税分が還付されません。この点で選ぶなら、永久抹消に軍配が上がるでしょう。

 

 

 

買取業者に任せる

自分のケースでは一時抹消・永久抹消のいずれにすべきなのか迷ったら、買取業者に相談する方法もあります。

 

買取業者は、買い取った車を中古車として売り出す方向性で考える業者と、スクラップにして利益を出すルートも知っている業者の二通りに分かれます。

 

よって、自分の車が中古車市場でどちらに該当するのか知りたければ、率直に業者に相談するのが近道となります。

 

何らかの形で利益にはなるため、車の状況によっては還付以上の値がつく可能性もあります。自分で判断しかねるなら、素直に業者に任せた方が、良い結果につながる場合もあると覚えておきましょう。

 

 

 

おわりに

まとめ

 

一時抹消と永久抹消は、車にとっては一生を左右する問題となります。まだ乗れるのに、ドライバーや市場の都合で廃車にしてしまうのはもったいないと感じられますが、持ち続けていても何の利益もないなら処分せざるを得ません。

 

どうせ処分するなら、自分にとって後悔のない選択肢を選ぶことが大切です。愛車とお別れする勇気があるかどうかが、選択の分かれ目と言えるでしょう。

 

 

タグ : 抹消登録
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