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走行中に突然エンストすると慌ててパニックに!原因や対処方法を知っておこう!

公開日: 2020.06.01

アクシデント5

 

私たちの生活に欠かすことができない車は、いまやトラブルが起こらないのは当たり前!と考えられるようになりました。

 

特に最近の車は品質や性能が飛躍的に向上しており、故障が起こる確率は非常に低くなっています。しかし車は機械である以上、たとえ日々のメンテナンスを行っていても突然故障するリスクをゼロにすることはできません。

 

ましてや走行中に突然トラブルが発生するとかなり怖い思いをします。特にエンジンが止まる「エンスト」が走行中に起こると、パニックで操作を誤り、他者を巻き込む事故に繋げてしまう危険性もあるのです。

 

そこで今回は、エンストが起きてしまう原因や、走行中にエンストが起きた時の対応方法などをご紹介していきます。かんたんシンプルにお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてみてください!

 

 

 

エンストとはエンジンが止まって走行できなくなること

まずはエンストとはどのようなものなのか、おさらいしておきましょう。エンストとは、「エンジン・ストール」と呼ばれ、エンジンが勢いを失って徐々に停止してしまうことを言います。

 

よく「エンジン・ストップ」と勘違いされることが多いのですが、「エンジン・ストップ」はエンジンを意図的に停止させるという意味がありますので、少し解釈が異なります。

 

エンストはエンジンが徐々に失速する意味を持つことから、「ストール」という言葉が使われます。ちなみに航空機が失速することも「ストール」と表現されます。

 

 

MT(マニュアルミッション)車でのエンストは操作ミスが原因であることが多い

現代の車はエンジンの性能も向上しているため、なかなかエンストという言葉を聞く機会が減ってきました。

 

エンストはMT(マニュアルミッション)車で起こる頻度が高く、その理由については以下の2つが考えられます。

 

  • 半クラ操作を失敗するから
  • 適切なギアチェンジができなくて失敗するから

 

詳しく見ていきましょう。

 

 

 

半クラ操作を失敗するとエンストが起こりやすい

MT車はエンジンの動力がタイヤに直接繋がっているため、停止しているときは「クラッチ」と呼ばれる機構を使い、一度エンジンの動力を遮断する必要があります。

 

車台はギアを1速に入れてアクセルを踏み、エンジンの回転数を上げて、徐々にクラッチを繋げば動き出します。この操作を「半クラ」と呼びますが、クラッチを急激に繋いだり、半クラ操作を失敗するとエンジンが「ガクン」と言ってエンストの原因になってしまいます。

 

この半クラ操作がMT車の難しいところで、運転に慣れるまでエンストするリスクは常に付きまといます。もしエンストをおこしてもすぐにエンジンを掛け直せば問題ありません。

 

しかし坂道発進でエンストすれば車体が後ろに下がってしまい、後続車にぶつけてしまう危険もあります。そのためMT車の運転に慣れていない人は、発進操作に気を付けなければいけません。

 

 

 

 

 

適切なギアチェンジができなくても起こりやすい

半クラ操作以外にも、適切なギアチェンジができないとエンジン回転が失速し、エンストするリスクがあります。

 

例えばMT車での発進の際に、1速を使用せずにいきなり2速で発進しようとすれば、エンジンの力が負けてしまい、「ガクガク」とエンジンが止まってしまうこともあるのです。

 

 

 

AT(オートマ)車でもエンストする可能性がある

「街中を走っている車の99%はAT車」と言われるAT(オートマ)車はクラッチ操作が不要であるため、エンストとは無縁と思われがちです。

 

しかし実はAT車でもエンストが起こる可能性は十分に考えられます。走行中にエンストが起こる原因は様々なケースがあり、一概に「これ!」と言い切ることはできませんが、以下の機構の不具合が原因であることが多いようです。

 

  • 吸気系のトラブル
  • エンジン点火系のトラブル
  • 燃料供給系のトラブル

 

では実際どのような時にエンストが起きるのか、起きてしまうとどのような状態になるのか、詳しく見てみましょう。

 

 

 

車がいきなり後ろに引かれるように減速する

加速していた車のパワーが無くなり、いきなり後ろに引かれるように減速してしまう。

 

これは、エンジン内で圧縮された混合気に点火するスパークプラグが作動しないことが考えられます。スパークプラグの不調やプラグコードの断線などが原因です。

 

 

 

エンジンが「ボコボコ」と鳴り、力尽きるように止まる

走行中にエンジンがボコボコと鳴り、徐々に力尽きるようにエンストする症状は、燃料がエンジンに供給されていないことが多いようです。この場合は、燃料ポンプの故障や燃料フィルターにゴミが詰まっていることが考えられます。

 

また、ガス欠の場合もこのような症状が現れます。ガス欠かどうかの確認は、運転席のメーターパネルに給油警告ランプが点灯するため、一目でわかります。

 

 

 

カーブや坂道などでエンジンボコボコと鳴り始める

カーブや坂道など、車体が傾いたり遠心力がかかるところでは、ガソリンタンク内の液面も傾きます。

 

本来ならば液面が傾いても燃料ポンプでガソリンを吸い上げることができますが、燃料ポンプの調子が悪くなると、ガソリンが供給できなくなるため、エンジンがボコボコと鳴り始め、徐々に力がなくなっていきます。

 

 

 

アクセルを踏み込むとエンストする

アクセルを踏み込むと、回転数に合わせて燃料の量を調整しますが、この噴射量をコントロールしているのが「燃料センサー」や「インジェクション」と呼ばれる燃料噴射装置です。

 

しかしこれらの部品が故障すると、アクセルを踏み込んでもガソリンの量は変わらず空気の割合だけが多くなり、エンジン内で燃焼せずにエンストを引き起こしてしまいます。

 

 

 

アクセルを離すとエンストする

ガソリンを燃やすためには空気を取り入れなければいけません。通常はアクセルの踏み込み量に合わせて空気を取り入れるバルブが開き、アクセルを離すとアイドリングに必要な分だけバルブが閉まる構造となっています。

 

しかしバルブの調子が悪いとバルブがすべて閉じてしまい、ガソリンを燃やすことができずエンストが起こります。

 

 

 

燃料の入れ間違いによるエンストも少なくない

間違ってガソリン車に軽油を入れてしまったり、ディーゼル車にガソリンを入れてしまってエンストするケースも少なくありません。ガソリンタンク内が空に近い状態で誤給油を行えば、すぐにエンジンがかからなくなるため、気付いて対応することができます。

 

しかし一定以上のガソリン量が残っている状態で誤給油をすれば、燃料が混ざってしまい、エンジンの調子が悪いまま走り続けることにもなりかねません。

 

そうなると、少しづつエンジン内部にダメージが蓄積され、エンストした時には取り返しがつかないほど傷んでしまっているパターンも考えられます。

 

燃料が混ざった状態で走り続けると、加速が鈍くなるのはもちろん、エンジンからカタカタと異音が発生したり、大量の煙が出ることがあります。このような症状を発見したら、燃料の誤給油を疑ったほうがいいでしょう。

 

 

 

走行中にエンストすればハンドルやブレーキが重くなるから危険

車台22

 

実はエンストする前は何らかの症状が出やすく、走行中にエンストすることは滅多にありません。しかしオルタネーターや点火系部品などの電気系のトラブルは突然起こる可能性もあります。

 

もし走行中に突然エンストが起こると、ハンドルやブレーキが急激に重くなります。

 

正常な状態であれば、ハンドルやブレーキはエンジンの動力を使用した補助装置のおかげで、軽い力でもハンドルやブレーキ操作がしやすくなっていますが、エンストが起こると補助装置が作動しなくなります。

 

ただし、完全に効かなくなるわけではありません。

 

 

 

走行中にエンストしたら安全なスペースを見つけて全力でブレーキを踏み込む!

補助装置がなくなったハンドルはかなり重く、壊してしまうくらいの勢いで回さなければビクともしないでしょう。

 

しかし走行中はタイヤが回っているため惰性でハンドルが切れる状態にあります。落ち着いて安全なスペースを探し、少しずつ寄せたい方向に切っていきましょう。

 

ブレーキも全く効いていない感覚になりますが、踏めば踏むほど減速する状態であることには変わりませんので、全力でペダルを踏み込んでください。

 

反対に一度ブレーキを緩めると減速が難しくなるため、完全に停車するまで決して踏み込む力を緩めないことが必要です。

 

 

 

停車したらハザードランプや三角掲示板を使って周囲に注意喚起を!

無事に停車したものの、もしエンジンが再始動できなければパーキングブレーキをしっかりかけ、ハザードランプや三角掲示板を設置して周囲に危険を知らせましょう。

 

高速道路など、場所によっては後続車から追突される危険もあるため、できれば車から離れて安全な場所で待機しておく方がいいでしょう。レッカーが必要であればロードサービスに連絡し、近くの修理工場まで車を運びます。

 

任意保険の特約サービスを使用すれば、無料でレッカーを依頼できるケースもあります。加入するロードサービスについては、事前に調べておくことをおすすめします。

 

 

 

走行中にギアを無理やりP(パーキング)に入れたりサイドブレーキをかけるのはかなり危険!

AT車の場合、車を停止させるために「ギアをPに入れれば止まるのではないか?」と考えてはいませんか?さらにサイドブレーキを一気にかけて、タイヤをロックしてしまえばいいと思うかもしれません。

 

たしかにタイヤが回らないようにすれば停車はできるでしょう。しかしこれらの動作は急激にタイヤがロックされ、コントロールを失ってしまう危険性があります。

 

コントロールを失った車ほど怖い状態はなく、思いもよらぬ方向に突っ込んでしまう可能性もありますので、絶対に行わないでください。

 

 

 

まとめ

カーライフ116

 

いかがでしたか。車のエンストは、現代ではかなり珍しい症状なのかもしれません。しかし走行中にエンジンが止まると、甚大な被害をもたらしてしまう危険なトラブルともいえます。

 

特に走行中のエンストは、ハンドルやブレーキといった安全に走るための機構に支障をきたすため、実際はパニックに陥りやすくなります。

 

万が一エンストが起きても、今回ご紹介した内容を思い出し、落ち着いて対応するように心掛けてくださいね!

 

タグ : エンジン
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